ホーチミン・サイゴンの生活ガイド | 日常で役に立つ現地の暮らし情報
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ホーチミンの月別の気温と降水量、季節ごとの服装をご紹介

ホーチミン行きの荷造りをしながら、「何を持っていけばいいのか」と手が止まっていませんか。日本のように春夏秋冬があるわけではないと聞くけれど、では実際どうなのか。ここがはっきりしないと、服も靴も決められません。
先に答えをお伝えすると、ホーチミンには「涼しい季節」がありません。いちばん涼しい12月でも、日中の最高気温は31.6度あります。日本の真夏と同じです。季節を分けているのは気温ではなく、雨の量なのです。
そこで今回は、まいぷれ編集部が世界気象機関(WMO)が公表しているホーチミン市の平年値をもとに、月別の気温と降水量を整理してご紹介します!乾季と雨季で何がどう違うのか、雨季のスコールは旅行の妨げになるのか、何を着ていけばいいのか。数字とあわせてお伝えします。荷造りの前にぜひご覧ください!
結論|服装は一年中「日本の真夏」でかまいません。分かれ道は雨具と、屋内の冷房対策の羽織り物です
まず、いちばん大事なところからお伝えします。ホーチミンの月別の平均最高気温は、いちばん低い12月で31.6度、いちばん高い5月で34.9度です。その差はわずか3.3度しかありません。
日本の東京は、1月の平均最高気温と8月の平均最高気温で20度以上の開きがあります。ホーチミンには、その振れ幅がないのです。一年中、日本の真夏がずっと続いていると考えてください。
では何が季節を分けているかというと、雨です。ホーチミンの年間降水量は約1,653ミリですが、そのうち約9割が5月から11月の7か月間に集中しています。残りの5か月は、ほとんど雨が降りません。
つまりホーチミンの天気は、「暑くて乾いている時期」と「暑くて雨が降る時期」の2択です。この構造さえつかんでおけば、荷造りで迷うことはありません。
世界気象機関(WMO)が公表しているホーチミン市の平年値です。「降水日数」は、その月に雨が降る日がおよそ何日あるかを示しています。降水量よりも、旅行の実感に近い数字です。
| 月 | 最高 | 最低 | 降水量 | 降る日 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 32.0℃ | 23.4℃ | 12mm | 2日 |
| 2月 | 32.7℃ | 23.1℃ | 8mm | 1日 |
| 3月 | 33.6℃ | 24.9℃ | 18mm | 1日 |
| 4月 | 34.5℃ | 26.4℃ | 57mm | 4日 |
| 5月 | 34.9℃ | 26.4℃ | 202mm | 13日 |
| 6月 | 33.5℃ | 25.5℃ | 224mm | 16日 |
| 7月 | 33.0℃ | 25.2℃ | 231mm | 19日 |
| 8月 | 32.9℃ | 25.1℃ | 219mm | 17日 |
| 9月 | 32.6℃ | 25.0℃ | 273mm | 18日 |
| 10月 | 32.3℃ | 25.0℃ | 240mm | 16日 |
| 11月 | 32.4℃ | 24.9℃ | 128mm | 9日 |
| 12月 | 31.6℃ | 23.9℃ | 41mm | 5日 |
※青くなっている5月~11月が雨季です。数値は世界気象機関(WMO)World Weather Information Service に掲載されたホーチミン市の平年値によります。
この表で注目していただきたいのは、最高気温の列がほとんど動かないこと、そして降水量の列が5月に一気に跳ね上がることです。4月の57ミリが、5月には202ミリ。4倍近くに増えます。ここが乾季と雨季の境目です。

12月から4月が乾季です。2月と3月は、雨が降る日が月にわずか1日。降水量も2月で8ミリしかありません。傘の出番はほぼないと考えていただいてかまいません。
旅行のしやすさでいえば、この時期がもっとも安心です。屋外の予定を組んでも崩れませんし、市場歩きも、川沿いの散歩も、思ったとおりに進みます。
ただしひとつだけ気をつけたいのが4月です。4月は平均最高気温が34.5度、5月は34.9度と、一年でもっとも暑くなります。しかも4月は最低気温も26.4度あり、朝晩も涼しくなりません。この時期に長時間の街歩きを予定するなら、日中の数時間は屋内に避難する前提で組んだほうが快適です。
なお12月と1月は、最高気温が31度台、最低気温が23度台まで下がります。一年でもっとも過ごしやすい時期といえます。とはいえ日本の真夏と同じ気温ですから、「涼しい」と期待して長袖を持っていくと出番がありません。

「雨季」と聞くと、旅行をあきらめたくなるかもしれません。ですが、ここは誤解されやすいところです。
たしかに数字だけ見れば、雨季の雨量は相当なものです。年間降水量約1,653ミリのうち、約9割にあたるおよそ1,500ミリが5月から11月に降ります。もっとも多い9月は273ミリ、雨の降る日は18日。7月にいたっては月に19日、つまり3日に2日は雨が降る計算です。
それでも「旅行できない」わけではありません。この地域の雨は、短時間に強く降って上がる、いわゆるスコール型だからです。降水日数が19日あっても、それは「19日ずっと降り続く」という意味ではなく、「19日は雨が降る時間帯がある」という意味です。
雨季の過ごし方としては、次の3つを覚えておくと困りません。
1.降り出したら、無理に移動しない:カフェや商業施設に入って、上がるのを待つのがいちばん確実です。雨宿りの時間そのものを予定に組み込んでおくと、気持ちが楽になります。
2.屋外の予定は午前に寄せる:強い雨は午後から夕方にかけて降ることが多いといわれます。屋外を歩く予定を午前に、屋内の予定を午後に置くと、崩れにくくなります。
3.配車アプリは雨に弱いと知っておく:降り出すと一斉に需要が集まります。雨が降ってから呼ぶのではなく、空が暗くなった時点で動くほうがうまくいきます。
なお雨季は、乾季にくらべて最高気温がやや下がります。7月から10月は32度台で、4月・5月の34度台より2度ほど低くなります。雨のあとは空気が入れ替わって、いくらか過ごしやすくなるという面もあります。
服装は一年を通して日本の真夏と同じで問題ありません。半袖、薄手のボトムス、サンダルや通気性のよい靴。ここは季節で変える必要がありません。
むしろ多くの方がつまずくのは、屋内の冷房です。商業施設、レストラン、長距離バス、そして飛行機。外が33度でも、屋内は寒く感じるほど冷えていることがあります。薄手の羽織り物を1枚、いつもかばんに入れておいてください。これが持ち物でいちばん大切です。
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| 薄手の羽織り物 | 屋内の冷房対策。季節を問わず必要です |
| 日よけの帽子 | 日差しが強く、影が短いため頭上から照りつけます |
| 濡れてもいい靴 | 雨季は路面に水がたまります。乾きにくい革靴は不向きです |
| 雨具 | 5月~11月は必須。風を伴うため、傘よりレインコートが確実 |
| 着替え | 汗をかきます。日数より多めに持つと快適です |
寺院を訪れる予定がある方は、肩やひざが出る服装だと入場を断られることがあります。羽織り物は、この場面でも役に立ちます。1枚で二役をこなしてくれる、いちばん働く持ち物です。
ホーチミンの月別の気温と降水量、季節ごとの服装をご紹介しました。最後に、目的別のおすすめをまとめます。
屋外の予定をしっかり組みたい方は、12月~3月。雨がほとんど降らず、12月と1月は気温も一年でいちばん落ち着いています。予定どおりに動けます。
暑さが苦手な方は、4月・5月を避けてください。この2か月が一年でもっとも暑く、朝晩も気温が下がりません。
雨季でもまったく問題ありません。降るのは一日のうちの一部です。カフェで雨宿りする時間まで含めて旅程を組めば、むしろ現地の暮らしのリズムに近い過ごし方ができます。気温も乾季より2度ほど低くなります。
服装は一年中、日本の真夏と同じ。荷造りで迷ったら、薄手の羽織り物を1枚入れることだけ覚えておいてください。暑さ以上に、冷房が体にこたえます。準備が決まったら、あとは現地の空を見上げるだけですね。みなさんのホーチミン旅行が、気持ちのよい天気に恵まれますように!
本記事の気温・降水量・降水日数は、世界気象機関(WMO)World Weather Information Service に掲載されたホーチミン市の平年値によります。平年値は過去の観測にもとづく平均値であり、実際の天候は年によって異なります。渡航前には最新の天気予報をご確認ください。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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