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ベトナムのインスタントコーヒーの種類とおすすめの選び方をご紹介

ベトナムのスーパーに入ると、インスタントコーヒーの棚の広さに驚きます。日本の売り場の何倍もの面積に、色とりどりの袋がぎっしり。しかも1本あたり数十円ほどで買えてしまうのですから、つい何袋もかごに入れたくなるものです。
ところが袋をよく見ると「2in1」「3in1」と数字が並んでいます。「この数字は何が違うの」「甘すぎたらどうしよう」「ブラックはどれ」と、結局いちばん見慣れた袋だけ買って帰る方も少なくありません。
そこで今回は、ベトナムのインスタントコーヒーを、種類と銘柄の両面から比較してご紹介します! まず2in1・3in1・4in1の違いをはっきりさせ、そのうえで代表銘柄G7のラインナップを選び分けます。あわせて現地流のおいしい作り方と、買う場所による値段の違いも。読み終えるころには、棚の前で迷うことはなくなりますよ!
結論|甘いのが苦手なら「Pure Black」、ベトナムらしい甘さを味わうなら「3in1」。この2つを覚えておけば失敗しません
ベトナムはブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー生産国で、生産量の大半を占めるのが苦みとコクの強いロブスタ種です。このロブスタ種は、世界のインスタントコーヒーの主な原料でもあります。原料の産地でそのまま加工しているため、品質のわりに価格が抑えられている、というのが「安くておいしい」の中身です。
たくさんの商品から選ぶポイントは、以下の3つです。
1.甘さの有無を最初に決める:ベトナムのインスタントは砂糖やクリーマーが最初から入っているものが主流です。ブラック党の方が何も見ずに買うと、想像よりずっと甘い一杯になります。袋の「in1」の数字がこの中身を示しているので、次の章で確認してください。
2.スティックか大袋かを選ぶ:個包装のスティックタイプは、1本ずつ配れて持ち運びにも便利です。人に配るならスティック一択。自分用なら、粉が大袋に入ったタイプのほうが1杯あたりは割安になります。
3.買う場所で値段が変わる:同じ商品でもスーパーがいちばん安く、空港はかなり割高になります。日本のカルディや輸入食品店でも買えますが、現地価格とは開きがあります。滞在中に市内のスーパーで買っておくのが最も得です。
それでは、まず数字の意味からはっきりさせていきましょう。
袋に書かれた「in1」の数字は、1本の中に何種類のものが入っているかを表しています。コーヒーだけなら1、コーヒーに何かを1つ足せば2、という数え方です。これさえ分かれば、袋を開ける前に味の想像がつきます。
| 表記 | 中身 | こんな方に |
|---|---|---|
| Pure Black | コーヒーのみ(砂糖なし) | ブラック党の方。甘さを自分で調整できます |
| 2in1 | コーヒー+砂糖(ミルクなし) | ミルクは要らないが甘さは欲しい方 |
| 3in1 | コーヒー+クリーマー+砂糖 | いちばん人気。ベトナムらしい甘い一杯に |
| 4in1 | 3in1+メーカーごとの追加成分 | カプチーノ風や健康志向の商品を試したい方 |
ここで、日本語の紹介記事でよく見かける誤解を訂正しておきます。「2in1はコーヒーとミルク」と書かれていることがありますが、これは誤りです。製造元であるTrung Nguyên Legendの公式サイトでは、G7の2in1は「Coffee Sugar」、つまりコーヒーと砂糖の組み合わせと明記されています。ミルクが入るのは3in1からです。「ミルク入りだと思って買ったら、ただ甘いだけだった」という失敗はこれが原因です。
なお4in1は、メーカーによって4つ目の中身が違います。カプチーノ風の泡立ちを足したもの、コラーゲンや高麗人参を加えたものなどがあり、統一された定義はありません。編集部が確認した範囲では、G7には公式の4in1ラインがなく、他社の商品として並んでいます。4in1を手に取ったら、袋の成分表示を確認してから選ぶのが確実です。
ベトナムのスーパーで棚の大部分を占めるのが、この3ブランドです。どれも各地の店で手に入り、価格帯も近いので、あとは味の好みで選ぶことになります。
| ブランド | 味の傾向 | 向いている方 |
|---|---|---|
| G7 | 苦みとコクがはっきり出る。ベトナムらしさが強い | 濃いコーヒーが好きな方。お土産の定番 |
| Vinacafé | ミルク感が強く、甘さがやわらかい | 苦みが得意でない方や、お子さんのいるご家庭 |
| NesCafé | 日本で飲み慣れた味に近く、クセが穏やか | 初めての方や、無難に外したくない方 |
迷ったらG7を選べば間違いありません。世界的な知名度があり、日本でも輸入食品店で見かける定番です。ただし裏を返せば、贈る相手が「日本でも買える」と知っている可能性があるということでもあります。
そこでおすすめしたいのが、G7の中でも日本ではあまり見かけないラインを選ぶこと。次の章で、G7のラインナップを詳しく見ていきます。ちなみにVinacaféは日本での流通が限られるため、「現地でしか買えない感」を出したいときの有力候補です。

G7は、ベトナム最大手のコーヒー会社Trung Nguyên Legendが手がけるインスタントコーヒーのブランドです。ひとくちにG7といっても中身は幅広く、公式サイトには次のようなラインが並びます。
| 商品名 | 特徴 |
|---|---|
| G7 Pure Black | 砂糖なしの純粋なブラック。甘さを自分で足したい方に |
| G7 Pure Black Light | ブラックの中でも軽く繊細な味わい |
| G7 2in1 | コーヒーと砂糖。公式表記は「Coffee Sugar」 |
| G7 Coffeemix 3in1 | いちばんの定番。クリーマーと砂糖入りの甘い一杯 |
| G7 Coffeemix 3in1 Mild | 砂糖を控えたまろやかなタイプ。甘さが苦手な方に |
| G7 Strong X2 | コーヒー感を2倍に強めたライン。2in1と3in1がある |
| G7 Collagen and Sugar Free | カフェイン控えめ・砂糖不使用でコラーゲン入り |
| G7 Espresso | アラビカ種のみを使用。ロブスタとの違いを試せます |
| G7 Cappuccino | イタリア風の仕立て。フレーバーが選べます |
お土産として選ぶなら、定番の3in1をばらまき用に、そして「Mild」「Collagen and Sugar Free」「Espresso」あたりを話題づくりにという組み合わせがおすすめです。日本の店頭では3in1とPure Black以外はあまり見かけないため、現地で買う意味が出ます。
買う前に必ず確認したいのが、袋の入り数です。同じ3in1でも20本入りから100本入りまで幅があり、袋の大きさとスーツケースの余白が見合わないことがあります。職場に配るなら大袋、自分用や少人数へのお土産なら小袋、と分けて買うのが賢い選び方です。
せっかく買って帰っても、袋の裏の作り方どおりに淹れて「思ったより薄い」と感じる方が多いようです。ベトナムのインスタントは、少なめのお湯で濃く作るのが現地流。ここを変えるだけで印象が大きく変わります。
ホットで飲む場合は、スティック1本に対してお湯を100ml前後にとどめます。日本のマグカップ1杯分(150~200ml)で作ると、ベトナムで飲んだ味より薄く感じます。小ぶりのカップを使うのがコツです。
アイスにするなら、お湯は50~60mlだけ。まず少量のお湯でしっかり溶かしてから、氷をたっぷり入れたグラスに注ぎます。氷が溶けるぶんを見越して濃く作るのが、現地のカフェスアダーに近づける最大のポイントです。先に氷を入れてからお湯を注ぐと、溶け残りができるので順番を守ってください。
もっと本場の味に寄せたい方は、加糖練乳を小さじ1杯ほど足してみてください。3in1にも砂糖とクリーマーは入っていますが、練乳のとろりとした甘さは別物です。日本のスーパーで売られているチューブ入りのもので十分。グラスの底に練乳を入れ、上からコーヒーを注ぎ、飲む直前に混ぜるのが現地の手順です。
逆に甘さを抑えたいときは、Pure Blackを選んで自分で砂糖を調整するのがいちばん確実です。3in1の甘さは後から減らせません。
インスタントはスーパーで買うのがいちばん安上がりですが、味を確かめてから決めたいなら、G7を作っている会社の直営カフェに寄るという手があります。同じ会社の上位ラインを一杯飲んでから、インスタントを選べます。

ブランド店が集まるドンコイ通りとドンズー通りの角にあります。市民劇場から徒歩5分ほど。G7を手がけるTrung Nguyên Legendの旗艦カフェで、木を基調とした落ち着いた店内です。
こちらの強みは、同じ会社の上位ラインを飲んでから、インスタントを選べること。フィンで淹れる一杯を味わったうえで、店頭に並ぶ製品や贈答用の箱入りを比べられます。スーパーの棚では分からない味の系統が、一杯飲むとはっきりつかめます。
朝6時半から夜22時まで営業しており、観光の前後どちらでも寄れます。人気の通りに面しているため日中は混み合います。どのG7を買うか決めきれない方や、贈答用を探している方におすすめの一軒です。
| 住所 | 80 Đồng Khởi, Phường Sài Gòn, Thành Phố Hồ Chí Minh |
|---|---|
| 営業時間 | 06:30~22:00 |
| 電話 | 091 528 9932 |
| HP | 今すぐG7のラインナップをチェック |
ベトナムのインスタントコーヒーを、種類と銘柄の両面から比較してご紹介しました。
覚えることは多くありません。数字は中身の数、2in1は砂糖入りでミルクは3in1から、甘さが苦手ならPure Black。この3つを押さえておけば、棚の前で立ち止まらずに選べます。作るときは、お湯を少なめにして濃く。これだけで、現地で飲んだあの一杯にぐっと近づきます。
職場へのばらまきに、自分の朝の一杯に、コーヒー好きの友人への一袋に。ぜひご自身の好みに合う一袋を見つけてみてくださいね。買い忘れたときのために、空港でも買えることは覚えておくと安心ですよ! みなさんの毎朝が、ベトナムの香ばしい一杯とともに、少し楽しいものになりますように。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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