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ベトナムの人口は約1億人|日本との比較と若い国であることの意味

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ベトナムの人口と面積、経済の基礎データをご紹介

ベトナムという国の規模を、正しくつかんでいる方は意外と少ないかもしれません。「東南アジアの国のひとつ」という以上の像を持っていない——それがふつうだと思います。

 

数字を見ると、印象が変わります。ベトナムの人口は約1億30万人。日本の人口に近い規模です。しかも国土は日本より狭い。つまり日本と同じくらいの人が、より狭い土地に暮らしていることになります。

 

今回はまいぷれ編集部が、外務省が公表しているベトナムの基礎データをもとに、人口・面積・経済の数字を整理してご紹介します!日本と並べて見ることで、この国の姿がつかみやすくなります。旅行の前にも、ビジネスの検討にも役立つ内容です。

結論|人口は日本並み、国土は日本より狭く、一人当たりGDPは日本の8分の1ほど。成長の途上にある1億人の国です

人口は約1億30万人|日本と並べて見る

外務省が公表しているベトナムの人口は、約1億30万人です(2023年、ベトナム統計総局)。

 

この数字が意味するところを、日本と並べてみます。

 

項目ベトナム
人口約1億30万人(2023年)
面積32万9,241平方キロメートル
首都ハノイ

出典:外務省「ベトナム基礎データ」(令和6年11月20日)。人口は越統計総局による2023年の数値です。

 

ここで注目していただきたいのが、人口が1億人を超えているという点です。東南アジアの国というと、日本より小さな国という印象を持たれがちですが、人口規模では日本に匹敵します。

 

いっぽう国土は日本より狭いのです。日本の面積はおよそ37万8千平方キロメートルですから、ベトナムはその9割弱ということになります。

 

つまり、日本と同じくらいの人数が、日本より狭い土地に暮らしている——これがベトナムです。ホーチミンの街を歩いたときに感じる密度の高さは、この数字が背景にあります。細長い建物が肩を寄せ合って並ぶ街並みも、限られた土地を使い切る工夫だと考えると納得がいきます。

基礎データ一覧|面積・民族・言語・宗教

外務省が公表している基礎データを、そのまま一覧にしました。

 

項目内容
正式国名ベトナム社会主義共和国
面積32万9,241平方キロメートル
人口約1億30万人(2023年、越統計総局)
首都ハノイ
民族キン族(越人)約86%、他に53の少数民族
言語ベトナム語
宗教仏教、カトリック、カオダイ教他
政体社会主義共和国
通貨ドン(Dong)

出典:外務省「ベトナム基礎データ」(令和6年11月20日)

 

旅行者として知っておくと役立つのが、宗教の欄です。仏教、カトリック、カオダイ教ほかと記されています。

 

ホーチミンを歩くと、仏教寺院とカトリック教会の両方を目にします。サイゴン大教会(ノートルダム大聖堂)やタンディン教会といったカトリックの建物と、街なかの寺院が同じ市内にある。この併存が、ベトナムの宗教のありようをよく表しています。

経済の数字|GDPと成長率

経済についても、外務省が公表している数値をご紹介します。いずれもベトナム統計総局による2023年の数字です。

 

項目数値(2023年)
GDP約4,300億米ドル
一人当たりGDP4,285米ドル
経済成長率5.05%(年平均)
物価上昇率3.25%(年平均)
失業率2.28%(都市部2.73%、農村部2.00%)

出典:外務省「ベトナム基礎データ」(令和6年11月20日)。いずれも越統計総局による2023年の数値です。

 

ここでいちばん大事なのが一人当たりGDPの4,285米ドルです。日本の一人当たりGDPはこの何倍もありますから、所得の水準には大きな開きがあります。

 

この差が、旅行者にとっては「物価が安く感じられる」という形で現れます。ただし現地の方にとっては、それが日常の水準だということも忘れずにいたいところです。観光客向けの店と、地元の方が通う店では、価格帯がまったく違います。

 

いっぽうで、経済成長率は5.05%です。低成長が続く日本から見ると、はっきりとした伸びです。街に高層ビルが増え、地下鉄が通り、新しい店が次々に開く——ホーチミンで感じる勢いは、この数字の裏づけがあります。

 

産業構成も見ておきましょう。外務省によれば、GDPに占める割合は農林水産業11.96%、鉱工業・建築業37.12%、サービス業42.54%です。すでにサービス業が最大で、農業国というイメージとは変わってきています。

54の民族が暮らす国

外務省の基礎データには、「キン族(越人)約86%、他に53の少数民族」と記されています。

 

つまりベトナムには54の民族が暮らしているということです。人口の大半を占めるのはキン族ですが、残りの14%ほど、人数にすればおよそ1,400万人が、53の少数民族に属している計算になります。

 

少数民族の多くは、北部の山岳地帯や中部高原などに暮らしています。それぞれに固有の言語、衣装、習慣があり、「ベトナムの文化」とひとことでまとめられない多様さがあります。

 

たとえば民族衣装のアオザイは、主にキン族の衣装として広まったものです。少数民族の方々には、それぞれ別の伝統的な装いがあります。刺繍や染めの技法も民族ごとに異なり、お土産として売られている手工芸品の中にも、そうした文化が生きています。

 

宗教についても同じことが言えます。外務省の記載は「仏教、カトリック、カオダイ教他」カオダイ教はベトナムで生まれた宗教で、ホーチミンから足を延ばせる範囲にも寺院があります。一つの宗教で塗り分けられていない国だという点は、旅の見方を変えてくれます。

日本とのつながり|国交樹立から50年以上

日本とベトナムの関係も、数字と年表から見えてきます。

 

外務省の略史によれば、日本とベトナムが外交関係を樹立したのは1973年9月21日です。すでに50年以上の関係があります。

 

さらにさかのぼると、16世紀にホイアンの日本人町が栄えたという記載もあります。数百年前から往来があったということです。

 

現在の経済的なつながりも濃いものがあります。外務省の資料では、ベトナムの貿易相手国として輸出先に「米国、中国、韓国、日本、オランダ」、輸入元に「中国、韓国、日本、台湾、米国」が挙げられており、日本は輸出入の双方で上位に入っています。

 

ホーチミンに日本人街があり、日本食の店が並び、日本語の通じる場所があるのは、こうした積み重ねの結果です。旅行者にとっても、はじめての海外として選びやすい国である理由がここにあります。

 

なお歴史の年表には、1945年9月2日にホーチミン主席が独立を宣言したことも記されています。ベトナムの建国記念日が9月2日なのは、この日にちなんでいます。祝日の意味を知ると、街で見かける光景の理解も深まりますね。

 

出典:外務省「ベトナム基礎データ」(令和6年11月20日)の略史および貿易相手国・地域(2023年、越統計総局)

数字で見ると、近さが分かる!

ベトナムの人口と基礎データをご紹介しました。

 

おさらいすると、人口は約1億30万人で日本並み。国土は日本より狭く、人口密度は高い。一人当たりGDPは4,285米ドルで、経済は成長の途上にあります。そして54の民族が暮らし、宗教も一つではありません。

 

数字を並べてみると、「小さな国」でも「遠い国」でもないことが分かります。日本と同じくらいの人が暮らし、50年以上の外交関係があり、貿易でも上位に並ぶ相手国。思っているよりずっと近い国です。

 

こうした背景を知っていると、ホーチミンの街を歩いたときの見え方が変わりますよ。建物の密度も、街の勢いも、数字の裏づけがあると分かるからです。ぜひ現地で確かめてみてくださいね!

 

本記事の数値は、外務省「ベトナム基礎データ」(令和6年11月20日)にもとづいています。人口・GDP・成長率などはベトナム統計総局による2023年の数値です。統計は更新されます。最新の数値は外務省のページでご確認ください。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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